社会の窓際から

暇を謳歌したい。

人間が三人しか存在しない世界があったとする

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人間が三人しか存在しない世界があったとする。

 

Aさんには衣服を生産する能力がある。

Bさんには食料を生産する能力がある。

Cさんには住居を生産する能力がある。

 

そして、この世界には「お金」が存在しない。

 

AさんとBさんとCさんは互いに必要とするものを生産し

それらを交換しながらテキトーに暮らしていた。

 

そこに「銀行」というシステムがやって来た。

 

銀行「Aさん、Bさん、Cさん、ちまちまとぶつぶつ交換していたら不便でしょう。それぞれのモノの価値を図るのも面倒臭いし。私の『お金』なるものを使えば取引が物凄く円滑に進みますよ。貸してあげますから、どうぞお使い下さい」

 

AさんとBさんとCさんは「お金」を使ってみることにした。

 

Aさんは「銀行」から1000万円を借りた。

Bさんは「銀行」から1000万円を借りた。

Cさんは「銀行」から1000万円を借りた。

 

「お金」のおかげで三者間のやり取りはとてもやりやすくなった。

ほんまにスムーズであーる。

 

「銀行」から三人に通知が来た。

 

「先日貸し付けたお金の利子は10%なので、月末までにそれぞれ1100万円返して下さいね。P.S.今日は月が綺麗ですね」

 

この世界には合計で3000万円しか存在していないのだけれど

「銀行」には3300万円を返さなければならない。

 

なのでAさんとBさんとCさんはお互いにお金を奪い合った。

 

一ヶ月後

Aさんの手元には1600万円残った。

Bさんの手元には1100万円残った。

Cさんの手元には300万円残った。

 

Aさんは借金1100万円を返済し、手元に500万円残った。

Bさんは借金1100万円を返済し、手元に0円残った。

Cさんは借金1100万円が返済できず、800万円の借金が残った。

 

AさんとBさんとCさんはもう「お金」なしの取引をできなくなっていた。

 

BさんとCさんは所持金がないので、再び「銀行」に「お金」を借りることにした。

 

Bさんは「銀行」から1000万円借りた。

Cさんは「銀行」から1000万円借りた。

 

Aさんは手元に500万円ある。

Bさんは手元に1000万円ある。

Cさんは手元に200万円ある(借りた1000万円から前の借金800万円を返済)。

 

BさんとCさんに「銀行」から通知が来た。

 

「利子は10%なので、一カ月後に1100万円返した下さいね。P.S.最近寒いですね」

 

この世界には1700万円しか存在していないのだけれど、

「銀行」には2200万円返さなければならない(Bさんの借金+利子1100万円、Cさんの借金+利子1100万円)。

 

AさんとBさんとCさんは再びお金の奪い合いを始めた。

 

このような奪い合いは以後永遠と続いた。

 

永遠に。

 

P.S.

僕らはこういう世界に生きています。

 

あとガンダムUCおすすめです。