社会の窓際から

暇を謳歌したい。

カネボウかグッチか

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 今日は我が脳髄が終日もやーんというか、ぼやーんというか、すっきりせぇへんのー、というのは、これ介護疲れであって、なぜ疲れるのかというと、いつもは殆どの時間を寝て過ごす祖母が今日はいつにも増して覚醒しており、おれが愛する静謐で穏やか時間を認知症アタックで事あるごとに破砕してくるからで、ストレスで脳細胞が死にまくり、長時間労働特化型納税奴隷アンドロイドのごとくゾンビになるかもしれへん、もうダメだ、芸術は爆発や! と言って他意のない祖母にブチキレるというのはおれの理性が絶対に許さないため、夕方に母親が帰宅し次第、外へと飛び出し、30分ランニングして、芝生の上に寝転んでストレスと霧散霧消させてきた。

 

 という話はどうでもいいとして、先日、ツイッターにて人型の虚栄心のような女と結婚してしまったが故に生活水準が上がりに上がってしまい、高給取りにも関わらずカツカツの生活を強いられている人がいるみたいな感じのニュアンス的なツイートを見たのだけれど、やはり虚栄心というのは大敵で、虚栄心は時として人生を破滅させるほどの力を内包しているなー、まじで、と思った。己の虚栄心に関しては、その気があればどうにかこうにかコントロールしてける余地があるが、他人の虚栄心に関してはもうどしようもない。まぁ、他人の虚栄心などどうでもいいのだけれど、上のツイートで触れられている男性のように虚栄心の奴隷のような人間を身内に招き入れてしまうと、多くの時間と金を吸い取られ、甚大な害悪を被りかねない。

 

 つまり、我々凡夫は人生を破滅させないために己の虚栄心と全面戦争を繰り広げながら、将来の伴侶候補の虚栄心の大きさを見抜く術も身に着けていかなければならない。おそらく虚栄心が我々から完全に消え去ることはないと思うため、虚栄心があるかないかではなく、相手の虚栄心が自分にとって破滅的かどうかをきちんと見極めていかなければならない。

 

 んじゃあ、どうすれば相手の虚栄心の規模を看破することができるのかというと、それはよくわからないが、そういうのはフェルミ研究所みたいなところに任せるとしても、男が女の虚栄心を見抜くのに役立つヒントとなり得る情報はある。

 

 これは我々の宗主国であるアメリカ出身の社会学者であるジュリエット・B・ショアという人が書いた『浪費するアメリカ人――なぜ要らないものまで欲しがるか』という本に書かれていたことなのだけれど、ジュリエット姉さんの調査によると、口紅という化粧品は値段と品質が全く比例しないらしく、つまりどういうことかというと、三百円の口紅であろうと三万円の口紅であろうと、同書の言葉を借りれば、カネボウの化粧品であろうとグッチ(プラダだったかしらん)の化粧品であろうと、その品質には大差がなく、消費者はただただパッケージに多額の金を払っているだけということであります。ということらしいのです。さらに、林真理子さんのエッセイだったかしらん、とにかく我が愚鈍なる脳髄の記憶が正しければ『日本の名随筆別巻 広告』という本に収録されているとあるエッセイによると、化粧水1商品の値段というのは500~7000円まで(この数字だけは明確に覚えている)どうにでも融通が利き、企業は客層に合わせて値段を変化させているだけだという。

 

 っつーことは、女の虚栄心を見分ける手段としては、何気なく口紅なり化粧水なりのブランドを聞いてみるといいのではないだろうか。聞いてみて、それがハイブランドだったりすると、やっぱハイブランドだから質もいいんでしょ? みたいに鎌をかけてみて、やっぱグッチは別格っつたい、みたいな答えが返ってきたら、その女を人型の虚栄心、人生のデストロイヤーと見なして早急にやるだけやって遁走した方がよい。いや、やると病みつきになるかもしれないから、やらずに逃奔した方がよい。

 

 では女が男の虚栄心を洞察する方法は何かなー、と考えてみると、それはわからへん。

 

 以上です。

 

P.S.

 今日の一曲。