社会の窓際から

暇を謳歌したい。

暇人の持ち物:マグカップ

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 このマグカップはかつての職場の近所のリサイクルショップで購入したもので、値段は54円。

 

 購入したのは県外に引っ越したばかりの頃で、食器類は現地調達しようと思っていたので、コップ類は一切持ち合わせておらず、新居に到着し次第すぐに買いに行ったような気がするが、もう2年以上も前のことなのでその記憶は定かではない。

 

 しかし、カップの値段ははっきりと覚えている。おれにとって飲用容器は清潔感があり使用できさえすればどうでもよく、その二つの条件を満たしていれば安いに越したことはない。よって54円のそれは即決購入である。

 

 このカップの底には「LUPICIA Fresh Tea」と記されていて、どうやらどこかの茶店のマグカップであるらしい。

 

 この際なのでグーグルで調べてみると、文字通り「ルピシア」というお茶の専門店であるらしく、当マグカップルピシアのオンラインショップで「茶こしマグ・オレンジ」という名で売りに出されている。ちなみに値段は1850円で、茶器に一切興味のない僕からすると、よくわからない値段がついている。そしてオリジナル製品にはフタと茶こしが付いていて、茶器に一切興味のないおれからすると、よくわからないものが付属している。とにもかくにも、中古で付属品が欠落していたとしても、54円という値段は破格の値段であることは間違いなさそうだ。なんか得した気分で嬉しいぜ。

 

 思い返してみると、僕はそれまで自分のマグカップというものを持ったことがなく、必要な時は目に付いたグラスなりカップなりコップなりに飲み物を注いで飲んでいた。

 

 そして、上の写真のマグカップを買ってからは、それが唯一の飲用容器ということもあって、毎日毎回使う羽目になり、コップ類を多数常備している実家に戻って来てからもこのカップしか使わなくなってしまった。破損・紛失しても、落胆することはないけれど、そのカップがある限り、そのカップを使わないとどことなく落ち着かない状態になっていて、これからも末永く使っていきたい。そういう「どうでもよさ」と「かけがえのなさ」が絶妙に入り混じっているものは気がついていないだけで他にもまだまだあるような気がする。そして、そういう品物が身の丈にあった丁度良いものなのかもしれへん。

 

P.S.

 おれのような野暮な人間がルピシアのようなアッパーな店で茶を買うことは絶対にないだろう。