社会の窓際から

暇を謳歌したい。

政治に無関心だった僕が投票する人

ゴミと大差のないチラシ類がガチムチに詰まったアパートの郵便受けを何気なく開けてみると、出身地の選挙管理委員会から「投票用紙と投票用封筒の交付の請求書」なるものが届いていた。

 

そうかー。もうすぐ参議院選挙かー。

 

僕は二十歳の時に選挙権を授かったのだけれど、投票は一回しか行ったことがない。

 

その一回というのは選挙権を手に入れた直後の選挙の時で、それは「投票ってどんなものなのかしらん」という好奇心を動機にした投票で、政治そのものには一切の関心がなかった。

 

というかすでに政治家全般に絶望し、あらゆる候補者に一切の期待をしていなかった。

 

僕の中では政治家というのは選挙の時になるとペラペラのスローガンとペラペラの政策をがなり立てるだけの自称大先生おじさん・おばさん以外何者でもなかった。

 

よって自分にとっては実質的に選択肢のない選挙のために投票場に行くのも馬鹿馬鹿しく、そもそも政治について考えることさえ馬鹿馬鹿しかった。

 

この感覚は今日の若年層が抱く政治や政治家に対する感覚と大きな差異はないと思う。

 

 

しかーし、社会を舐め腐り、海外でぷらぷらライフを送っていた際に、暇を持て余し、電子空間をフワフワと漂っていると、とある人物の動画が目に留まった。

 

その人物の名は「大西つねき」というのだけけれど、この人はこの世の通貨発行の仕組みを解説し、その異常性を糾弾し、それを本気で変えようとしていて、僕はその時初めて「この人に投票しよう」と思えた。

 

 

働かずにふらふらぶらぶらぷらぷらしていると、この国全体が醸成している「金を稼いでいない人間はゴミ」という社会的な圧力を少なからず感じることになる。

 

ニート経験者であればわかるだろうが、その圧力たるや凄まじい。

 

その圧力のせいで、働いていない、ただそれだけで自分を肯定できずに息苦しさを覚えたり、社会からの疎外感を感じたりする人は少なくないはずだ。その圧力が人をひきこもらせ、心を病ませているように思う。

 

この国ではありとあらゆる物事が金銭的価値に置き換えられて測られる。

 

人間も例外ではなく、人の価値も稼いだ金額や所有物の値段の多寡で測られているように思えてならない場面はたくさんある。

 

程度の違いはあっても、僕らはみんな拝金主義なのだ。

 

んじゃあ、僕らが崇めているお金というのは一体何なのか。誰がどのようにして作り出しているのか。

 

それらについては脳髄をフル回転させ、大西つねきさんのYouTube動画を見れば意外と簡単に理解できてしまうので是非見てもらいたい。

 

 

そしてなんと今回の参議院選に大西つねきさんが出馬する。

 

これまで持て余していた選挙権をようやく行使することができる。

 

楽しみであーる。

 

P.S.

大西さんの本もおもろいで。

 


 

奴隷アンドロイドの外部パーツ――ワイヤレスイヤホン――

何気なく惰性でアマゾンにアクセスし、ぼさっとサイトを眺めていると、奴隷搾取労働の上に成り立っているのであろうセールが行われていて、その中にワイヤレスイヤホンなるものがあった。

 

ワイヤレスイヤホンというのは文字通りワイヤレスなイヤホンで、音源機器とイヤホンをbluetoothという無線技術によって繋ぐことができるため、ワイヤーが存在せず、ワイヤーによる煩わしさが消滅するが故に、なかなかいい感じのデバイスである。ということは想像していたのだけれど、まぁ、今ある有線イヤホンが壊れてから購入を検討することにしようかしらん、と思っていた。

 

しかーし、この世はまじで諸行無常で、そのセール広告を見てからというもの、ワイヤレスイヤホンへの想念みたいな感じのニュアンス的なものが我ががらんどうの脳髄の中をぐるぐると巡りに巡り、ここでオスカー・ワイルドの「誘惑を打ち消すには誘惑に屈するしかない」という名言を独善的に解釈し、気が付いたら注文が完了していた。

 

遅かれ早かれいずれは買う商品。なら安い内に手に入れておいたほうがいいではないか。そうじゃないか、そうじゃないか。おれの選択は間違ってへんど、と購入直後はアマゾンの権謀術数に見事にかかってしまった己への嫌悪感を紛らわせるのに腐心していたのだけれど、いざ商品が届いて使い始めてみると、びっくらこいた。

 

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iKanziというメーカのTWS-X9というモデル。完全防水らしい。https://amzn.to/2xn2VKk

 

長時間労働特化型納税奴隷アンドロイドの無味乾燥な日々に、ささやかな彩りを実感した。ありとあらゆる物事の価値が悉く金銭で測られてしまいがちなこの閉塞的な社会に、ささやかな革命を実感した。

 

掃除や洗濯をしている時、靴を磨いている時、料理をしている時、アイロンがけをしている時、筋トレをしている時、スマホウォークマンを携帯せずとも難なく音楽を聴くことができることの快適感溢れる無線ライフがここに完成した。

 

衝動買いの多くは後悔をもたらす結果に終わるが、今回のは稀有な成功例だった。

 

衝動買いも馬鹿にはできないのかもしれない。奴隷労働で金を手に入れては衝動的に金を使いまくる典型的な長時間労働特化型納税奴隷アンドロイドの生活スタイルも馬鹿にできないのかもしれない。

 

これからは少し自分に自信を持って生きていこうかしらん。

 

  

P.S.

今日は肉じゃがを作ってみようかしらん。

 

 

 

料理を少しずつ

夏になるとテバやチャコのハイカラなスポーツサンダルを履いた若者が散見されるようになるが、僕らの多くはそのようなファッションアイテムと同様の役割を期待されて、つまり両親の世間体を取り繕うためのファッションアイテムとしてこの世に送り込まれる、と言っても過言ではないのだけれど、僕の場合もその例外ではなく、両親がセクロスかまし、秋冬の定番ファッションアイテムのザ・ノース・フェイスのマウンテンパーカーみたいな感じで生を受けた。このような生の受け方は決して異常ではなく、ま、概してそんなもんでげすよ、としか言いようがなく、それに対しても、そうでげすねー、としか返答のしようがない。

 

よし、理由がどうであれ、生まれたからにはこの人生を充実させてやるど、と意気込んでみても、多くの両親は子供に将来の金づる、介護看病ロボットという役割を期待しているものだから、子供たちは学校という名の奴隷洗脳機関に放り込まれ、気がつくと長時間労働特化型納税奴隷アンドロイドに成り果てているのだけれど、僕もその例外ではないんだよなー、まじで。

 

みたいな感じのニュアンス的なことについて逡巡していたある日、突然メールが来て、そのメール曰く、「もうすぐメルカリのポイントがなくなるから、使わないと損だよ」だってさ。メルカリのポイントなど獲得した覚えはないのだけれど、確認してみると300ポイント付与されていた。

 

これといって欲しいものはなかったのだけれど、せっかくなのでポイントを使ってみようと思った。そして300円以上のものを買ってしまったらメルカリの思うツボで負けだな、とも思った。300ポイントで何か良いものないかしらんと、電子空間をしばらく漂った。

 

そして目に留まり、購入に至ったのがこれ。

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これは何かというと料理の本で、この本は、そう言えばおいどんは料理を一丁前にできるようになりたかったなー、と過去に抱いていたわずかばかりの向上心を思い出させてくれた。

 

その向上心が祟って、僕は祖母の介護・看病をしていた時にとある飲食店のアルバイトに申し込み、そこで働くことになったのだけれど、今はこんなことしている場合じゃねぇだろ、と思い至り、初日のビデオ研修を受けてすぐに辞退したことがある。

 

その二ヶ月後に祖母は亡くなるわけなのだけれど、今振り返ると、あそこで即座に辞めた決断はガチのムチで間違っていなかった。この気持ちは拝金主義に基づく経済成長至上主義を掲げる労働教の信者たちにはわからないだろうなー。

 

と話が逸れてしまったが、これからの休日のささやかな楽しみとして料理を少しずつ覚えていくということを始めていきたい。思い立ったら即行動、というわけで、今週末はポテトサラダを作ることにした。

 

ポテトサラダを作る上で必要なボウルやザルや両手鍋といった調理器具を揃え、ベトナム人やネパール人と押し合いへし合いしながら業務スーパーで材料を購入し、本の手順通りにポテトサラダを作ってみた。そして食べてみた。びっくりするくらいうまかった。思わず自分のことを人間かと錯覚してしまうほどであった。

 

というように何の変哲もないものでも自分で作れるようになるっていい感じですよ、という話でした。

 

P.S.

油こし器欲しい。